親子でボランティアを初体験(身体障害者の介助等

 

県職労社会保障政策研究会議の会員と家族は、8月4〜5日の2日間に渡り、市場町にある身体障害者療護施設「すみれ園」に出向き、身体障害者の方々と納涼祭に参加して、食事の介助等を行いながら交流を深めました。


猛暑の中準備作業を行う

第1日目は、掛尾会長をはじめ役員10名が初めてのボランティア休暇を取り、納涼祭の準備作業を行いました。

施設の隣にあるグラウンドが納涼祭の会場となり、即席のステージ作りやテントの設置、提灯等の飾り付けです。

当日は、外気で36.7度もあろうかと思われるほどの猛暑で無風状態。大粒の汗が流れ落ちる中、「暑い、暑い」を連発しながらも夕方には祭りらしい雰囲気が出来上がり、会員の顔から笑みがこほれ、無事作業を終えました。 

 当日を迎え、初めに職員会館において、車椅子の操作方法について、ひのみね整肢医療センターの島先生にお願いして指導を受けました。島先生から介助にあたっての心得について詳しい説明を聞きました。「介助者は、心が通じあうような気持ちで接してほしい。障害者は車椅子に座っているので同じ目線で話をしてはしい」等分かりやすく説明をしていただきました。

車椅子の基本操作方法の研修を受けた後、子どもたちはほとんどが初めてのことで最初は緊張のためにうまく操作できませんでしたが、先生の熱心な指導と子どもたちの真剣な意気込みでうまく操作できるようになりました。

   

車椅子の基本操作について研修を受ける参加者

 
31名がボランティア参加した すみれ園納涼祭

いよいよ先発隊を含め参加者31名が「すみれ園」に到着、すでに役割分担ができており、綿菓子班は、早速、手慣れた手つきで大きな形をつくっていました。

介助班は、職員の方から障害者の方を紹介していただき、「何もわかりませんがよろしくお願いします」「いえ、こちらこそよろしくお願いします。お世話になります。」との親しみを込めての挨拶を交わしていました。

ホットドック、いもだんご、焼き鳥、それぞれの模擬店では親子が美味しさを競いながら、「いらっしやい、いかがですか」とプロ並の掛け声をかけながら、大汗をかき売りさばいていました。
 

最後に阿波踊りでフィナーレとなり、身体障害者の方々と一緒に踊りに参加し、夏の夜の熱いひとときを過ごしました。
夜10時、職員会館に到着、今宵さわやかな恩い出を秘めながら家路へと急ぎました。

     ◎ 島先生の写真です。

     ◎ 参加者の記念撮影です。